数か月、数年ごとに話題になるこのテーマ。
投資初心者にとって、信用取引は悪なのか?
わたしの意見は、トレーダーの性格によるといったところです。
信用取引に対する基本的な考えは以下のとおりです。
トレーダーのとれる選択肢を増やし、売買コストを低減できる素晴らしいツール。
ただし、資金管理のできない負けトレーダー気質の人には毒。
現物オンリーで売買を行うより、信用取引を使えた方が圧倒的にコスパがいいのは間違いないです。
特にデイトレをメインで行いたいトレーダーにとっては、1日信用取引の売買手数料が無料となっている大手証券会社で信用取引口座を開設することで、投資に関わるコストが大幅で削減できますし、1日に同じ銘柄を何度もトレード(回転売買)することができるようになるのは大きいです。
また、銘柄は限定されますけど、買いだけでなく売りでエントリーできるのも戦うための武器が1つ増えるため、現物オンリーのトレーダーより有利といえます。
(当記事で焦点としたいポイントからずれるので言及はしませんが、最近、トンピン氏で話題の仕手筋による青天井踏み上げリスクはあります。確率は相当低いですが・・・)
信用取引を悪と声高に叫ぶ一部の方々が引っかかっているポイントは、レバレッジをかけれるという1点ではないでしょうか?
「レバレッジをかけれる=所持している資金よりも多額の株、通貨を購入することができる」ことになるわけですが、投資は必ず儲かるわけではなく、損をする可能性があるという事実が頭からすっぽり抜け落ちてしまっているトレーダーが存在することにこそ問題があるように思います。
いわゆる、資金管理の概念を理解でき、実行できているか?という話になるのですが、苦手な方が地獄行チケットを手に市場に突撃して散っている印象です。
特に投資初心者に多いイメージです。
そもそも資金管理ができないトレーダーは、3年以上投資の世界で生き残れないですしね・・・
信用取引反対派の方々は、おそらく、投資を始めたばかりの頃に、フルレバで株式投資やFXに資金投入して、借金を背負うぐらいの完膚なき負けを経験するという苦い思い出でもあるのではないかと思います。
そもそも、レバレッジがかけれるようになったとしても、所持している資金以上の株を購入しなければ、現物の売買と変わらないわけで、借金を背負うこともないんですよ。
結局、買える環境でも自制できるかできないかだけの問題であって、レバレッジをかけれることが悪というわけではないです。
FXであれば、レバレッジをかけれないと取引すらできないわけで、レバレッジをかけれるということは、本来、トレーダーの味方のはずなんです。
使い方次第としか言いようがありません。
直近で起こったTwitterでの議論の中心におられるテスタさんが、50万円投資法(と呼ぶのかは分かりませんが・・・)を提言されていましたが、非常に合理的で投資初心者保護によい方法だと思います。
「レバレッジのかけすぎ」問題をルールでしばるという誰もが最初に思いつくシンプルな解決策ではないでしょうか。
難しいことはなにも言っていないと思います。
テスタさんにかみついている方は、総じて投資で損をする人種ではないかとわたしは思います。
0か1かでしか思考できない点も先行き不安な感じですしね。
まぁ、ごく少数の方々なのでしょうけど・・・
最後に
投資初心者にとっては、どちらの言い分が正しいのかを的確に判断することができるか?という点が、1つのターニングポイントになるかもしれません。
Twitterで起こっている信用取引に関する議論、興味深かったので簡単にわたしの考えを記事にしてみました。
最後に、念のために書かせていただきます。
投資は自己責任でお願いします。
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