2023年1月3週は、日銀の政策維持=事前に予測されたYCC撤廃はなしという発表が1番の事件でしたね。
1月18日の11時40分頃に発表がありましたが、ドル円は128円台から131円台まで一気に吹き上がり、日経平均は26200円台から26900円台までぶち上げるというすごい値動きでした。
当日の日経平均先物1分足ですが、強烈。
個別株は、お昼休み中の発表だったため、12時30分の取引再開で寄付かない銘柄多数。
銀行株は大幅ギャップダウンし、不動産株は大幅ギャップアップ、円安メリット銘柄も大幅ギャップアップという値動きとなりました。
ですが、この日の取引終了時にはほぼ全戻しするという・・・
個人的に1番すごいと思ったのは、下にすっ飛ぶと思われたメガバンクが4%安程度で寄り付いて、その後に全戻ししたことでしたね。
地銀もメガバンクの動きに連れて小幅安で済んだ銘柄が多かったように思います。
地銀株を少々握っている身としては、「完全に死んだと思ったけど、助かった~」という感じでした。
後場のスタートで銀行株をぶん投げた方にはきつい展開だったと思います・・・
ちなみに、私は地銀株をぶん投げはしなかったのですが、トヨタと三井不動産をロングして下に引きづりこまれて Ω\ζ°)チーン の展開でした(泣
いや、まだ含み損抱えたまんまで握ってますねんけど戻してくれ~(懇願
日銀発表直後の動きもすごかったですが、それよりもえぐい動きをしたのがドル円ですね。
【20230118_USDJPY 15min】
3円上げて、その日のうちに4円下げるとか地獄すぎでしょ。
FXで退場者出たんじゃないですかね?
こんなん、絶対にロングでついていこうと思うじゃないですか。
多少遅れて入っても間に合うレベルのネタだったと思うのですが、そうは問屋がおろさんでと言わんばかりの往復ビンタでした。
為替は全戻し、不動産は上げ方向、でも銀行は上で耐えという連動しやすい銘柄群の動きにばらつきが出て意味がわからんことになってきた気がします。
私の見解は、ドル円ショートと不動産ショートは短期筋のショートのアンワインドが入り、銀行ロングは実弾込みの腰の入った買いだったため、下げさせるわけにもいかないですし、今後もYCC撤廃のネタを使えるという思惑から遅れて下で買った筋もいたのではないかと勝手に思っています。
ですので、基本的な方向性は変わってないのではないかと。
日銀政策に絡む思惑としては、ドル円は円高目線、金利上昇を思惑に銀行株は上目線、不動産株は下目線で見ています。
来週の前半には、飛びつき買いしてしまったトヨタ、三井不動産は売りたいと思っています。
不動産銘柄は、25SMAタッチあたりでド転ショートにトライするかも。
地銀株はアホールド予定。
三井住友フィナンシャルグループが25SMAタッチしたら、ロングを狙いたいと思います。
2023年1月3週のチャート振り返り
それでは先週のチャートチェックです。
【日経225 日足】
25700円で耐えましたね。
日銀の政策維持発表で大陽線を立てて一気に上げ返しましたが、その後は大陽線にはらむ形で週末に突入、26553円で取引を終えています。
上からせまる25SMAと下からせまる5SMAに挟まれる形。
どちらに動くか次第といったところですが、金曜日のナイトセッションで日経平均先物は26890円まで急騰していますので、いったんは上方向にブレイクする動きとなりそうです。
【日経先物CME 日足】
Wボトムからのネックラインブレイクは強い形に見えます。
上は75SMA&レジスタンスラインの27200円、もう1段上で27500円ぐらいが戻り目途になるのではないでしょうか。
27200円を捉えるようであれば、戻り売りを考えたいところです。
日経VIも直近最低水準まできていますしね。
【日経平均VI 日足】
【日経225 週足】
レンジ相場の下限サポートラインはワークしたといえそうな週足となりました。
素直に見れば、1月4週は上に向かいそうです。
週足も節目となりそうなのは、移動平均線がごちゃごちゃしている27200円と27500円付近に見えます。
すべての移動平均線が下を向いていますので、強気でロングよりは上がってくるのを待って戻り売りの方が勝率がよさそうに見えます。
【マザーズ 日足】
ダブルボトムのネックラインである735ポイントをオーバーシュートし、720ポイントまで下げてからの大返しで750ポイントまで上げ返してきました。
ぎりぎりレジスタンスラインの750ポイントを上抜いたように見えますが、週明け月曜日の動き次第と言ったところでしょうか。
日銀の政策維持の発表によって、金利上昇の懸念が少なからず薄れたことでマザーズは元気を取り戻すのか?
YCC撤廃の懸念は引きずり続けるため、上値は重いのか?
正直分からないです。
いまの値位置を完全に上抜けできれば、テクニカル的には強い展開になりそうですが・・・
【S&P500 日足】
長期下落トレンドラインがワークした形となり、いったんの戻り売りにはあったものの、下値は切り上げる形で金曜日に大幅反発して取引を終えました。
来週は3900~4000ポイントのせまいレンジでの小動きで終わるかもしれません。
このレンジをブレイクしていった方についていくのがよさそう。
長期のトレンドは下目線ですので、4000ポイント近くでショートして様子見ぐらいがよいかも?
【ナスダック 日足】
こちらはおまけです。
テクニカル的には、11500ポイントまで戻してもよさそうに見えるんですけどね。
S&P500のチャートも考慮すると、上値目途は11200ポイントに置いておいた方がいいかもしれません。
決算シーズンが始まるので、オーバーシュートが多くなるとは思います。
【ドル円 日足】
1月18日の動きが強烈すぎてもうね・・・
でも、長きに渡るダウントレンドラインの上限はきっちりとお仕事をしている様子。
金曜日も円安方向に2円以上動いたのですが、一気に戻り売りにあってますし・・・
130円を超えることがレアになってきたら、さらに下を探る展開がやってきてもおかしくはなさそうですね。
逆にトレンドラインを上抜いて130円以上で推移し始めるようであれば、ロングでスワップをいただきつつ、上がり始めるのを待つのもありだと思います。
【WTIOIL 日足】
最後に原油です。
宣言どおり、INPEXのショート入ったんですが、かつがれていますwww
ほんまに100ドル向かったりせんだろうな・・・
75SMAで引っかかって耐えてくれていますが、上抜いたらやばいかもしれません。
ド転ロングの準備をしなければ。
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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