どちらがいい?という問題ではないような気もしますが・・・
というか、順張りが得意なトレーダーもいるでしょうし、逆張りが得意なトレーダーもいるでしょうから、人それぞれというのが最終回答だとは思うのですが、わたしはいまだにどちらが得意というのを把握できておりません・・・
ただ、いままでの投資歴で資金が増えたな~と実感できるほどの利益を得れたのは、順張りだったように思います。
みなさんはいかがでしょうか?
わたし的には、逆張りで戦えるのは時間軸が短いトレードのみで、少し時間をかけてでも損益率を伸ばしたい時は順張り一択になる印象があります。
当記事では、順張り・逆張りについての解説と私見を書いてみようかと思います。
順張り(Market Follower)とは?
英語で書くとかっこいいですねw
英語の方がイメージが湧きやすいですが、順張りというのは、トレンドに逆らわずトレンド方向にポジションを持つトレードスタイルのことです。
上昇トレンドであれば買いでエントリーし、下落トレンドであれば売りでエントリーする手法ですね。
順張りの基本的な考え方は、相場が一定の方向に動いているときには、その動きに乗って利益を得ることができる可能性が高いというものです。
投資の王道というイメージがありますね。
トレンドは、多数のトレーダーが向いている方向性のことで、トレンドが出ている状況はいわば川の流れがある状況と同じです。
川の流れに逆らうよりも流れに乗った方が楽ですよね?
なので、トレンドが出ている時は、素直に流れに流されましょうという考え方が基本です。
このような右肩上がりの銘柄に買いでエントリーできれば、どの場所で買っても利益が乗るといっても過言ではありません。
まぁ、このような神銘柄はなかなか見つかりませんし、地合がよくないとこうはならないわけですが・・・
しかし、このような上昇トレンドに乗れれば、大きな利益を得ることが可能です。
実際のところは、このような銘柄を保有すると途中に幾度かあるふるい落としの下げで早漏利確してしまいがち。
握力が試されます。
これを握り続けるのは、本当に難しいです。
どうしてもがちゃがちゃとトレードをしてしまうんですよね・・・
理論的には、ある程度上がったら売って、押し目がきたら再度買えば最大効率で儲かるわけでそのように考えがちですが、まあ、びっくりするぐらいうまくいきませんw
売ったらそのまま上がっていってしまったり、慌てて買い戻したら押しの下落に巻き込まれたり、ロスカットしたら押し目からの強烈な上昇がきて乗れなかったりと最大効率で負けますwww
わたしみたいなセンスのないトレーダーであれば、ただただ、必死に押し目も耐え続けるのが1番利益が伸ばせるのではないかと思います。
よく聞きますもんね。
投資成績がいいのは、1位が死人で2位が投資したことを忘れた人だと・・・
優秀な企業は、収益を伸ばしていくのがデフォみたいなところがありますし、文明が衰退することはまずないでしょうし、進化していくことの方が多いわけですから、株価は上昇方向に動いていくのが当たり前ともいえます。
優秀な企業、銘柄を下げた時に買ってガチホが最強ということではないでしょうか。
ただ、株価の上昇はゆっくりな印象があります。
順張りには根気と時間が必要でしょう。
逆張り(Contrarianer)とは?
文字通りですが、逆張りは順張りの逆ですね。
トレンドに対して、反対方向のポジションを取り、行き過ぎの是正を拾うトレード手法です。
上昇トレンドであれば、買われ過ぎのタイミングで売りを入れる。
下落トレンドであれば、売られ過ぎのタイミングで買いを入れるといった具合です。
よく耳にするのが、3本目の大陰線に下髭が出現したら買いという逆張り戦略です。
下落は上昇よりも急激に短時間で起こることが多いです。
ローソク足3本分で一気に下げることが多く、レーザービームと呼ばれたりもします。
4本目の大陰線が出たりしたら、逆張りトレーダーは絶対にエントリーするでしょうね。
順張り派のわたしですら「えいや~!!!」でエントリーすると思います。
それぐらい、一気に起こるオーバーシュートな急落の後は、戻しの買いが入る可能性が高いです。
めちゃくちゃ怖いんですけどね・・・
しかし、板を見ているとなんとなく「あれ?売りがなくなったっぽい??」というのは分かると思います。
ほんの1分前までは、「これ、いつ止まるねん!?」と言いたくなるぐらいの勢いで売りが次から次に湧いてきていたのに、ピタッと止まる瞬間があります。
そして、買いがとんとんとんと入り始めます。
1回目は、少し上がったところで一気に売りが出てくることが多いですが、その後、買いが断続的に出てくることが多く、このタイミングで入れたら勝率は高い印象です。
ボリンジャーバンドという指標の3σや-3σを超える値動きがあれば、逆張り派の絶好のエントリータイミング来るといったところでしょうか。
通常、下落トレンド時の値動きは、ボリンジャーバンドの-1σ~-2σを行ったりきたりしながら下落していきます。
-3σというのは、かなり勢いのある、いわばパニック的な売られ方という解釈が可能です。
パニック売りは絶好の買い場といわれます。
投資の世界では、行き過ぎは是正されるのが常です。
大多数のトレーダーが「怖い・・・」と感じる状況において、冷静に判断して、大多数と逆のポジションを取る。
それが、逆張り派トレーダーの戦い方ということになります。
基本的には、勢いがついている方向性と逆向きにエントリーしますので、エントリー直後は損失を抱えることが多いです。
ただ、急速な戻しを期待する売買スタイルですので、次のローソク足では含み益に転換しているはず。
エントリーから近い足で含み益になっていないようであれば、即座にロスカットすることを検討しないといけません。
貫かれてエントリーポイントまで戻ってこないこともざらにあるので、瞬時の判断を必要とされます。
運動神経のいい方に向いているのではないでしょうか?
わたしのようなおじさんトレーダーには反応しきれずな場面も多いので、不向きかもしれませんw
ボラティリティがMAXになった時の板の動きはすさまじい・・・
順張りと逆張り、どっちがいいの??
ありきたりな答えで申し訳ないです。
ケースバイケースだと思います。
どちらも期待値の高いタイミングと低いタイミングがあるため、その時その時で期待値が高い方の手法をとるべきだと思います。
わたしの話をしますと、トレードのほとんどは順張りです。
逆張りでトレードするのは、レーザービームが出るような出来高を伴った大暴落がやってきた時ぐらいでしょうか。
よほどのことがない限り、トレンドに逆らった売買は行いません。
トレンドは、下値が切り上がる(上値が切り下がる)動きですから、逆張りのエントリーポイントに向かってサポートラインが近づいてくる形になります。
サポートラインが機能することは多く、保有期間が長ければ長いほど期待できる値幅は小さくなります。
しかも、トレンドラインで反発する可能性も高いわけですから、確率的にも値幅的にも期待値は低いというのが私の考えです。
ただ、急激な暴落の底からの戻しについては優位性を感じるため、逆張りで買いを入れるといった感じでしょうか。
みなさんは、どちらに優位性を感じますか?
最後に
順張りと逆張り、どちらであろうとも資金が増えればオールOK!!
いろいろと試して、期待値の高いトレードスタイルを探求しましょう。
最後に念のために書かせていただきます。
投資は自己責任でお願いします。
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