2022年9月21日の週は、世界的にインパクトのある出来事が多い週となりました。
1番のサプライズは、9月22日に行われた24年ぶりの円買い介入ではないかと思います。
FXでドル円ロングを握っていた方、即死者でたような気がします・・・
いや、これはえぐいですって。
黒田日銀総裁の会見をリアルタイムで視聴しながらドル円相場を眺めていたので、リアルタイムで急落を目の当たりにし「なんぞ!?」となって、思わずツイート。
ドル円どうした??
— 損小利大をめざすリーマントレーダー (@investinfolog) September 22, 2022
黒田総裁が「円買い介入は財務省の管轄だから、私からはなにも言うことはない」と繰り返し発言していた直後の円買い介入だったので、奇襲としてはいいタイミングだったように思います。
まぁ、「145円を上に抜けたら介入しよう」という話になっていたのかもしれませんが、黒田総裁の会見が始まった時点では144円台で、会見中にみるみる円安が進み145円台に突入していくような展開だったため、会見中に円買い介入をするわけにもいかず、あのタイミングでの介入となっただけなのかもしれません。
結局、ここから断続的に黒田バズーカが撃たれ、140.3円まで押し下げました。
下げていきかたが、ちょろちょろっと上げて5Pipsちゅどーんというのを繰り返すような動きだったため、「介入か?」と思ってTwitterを見ていたらBreakingNewsで介入であることを知り、即ショートポジをとり、100Pipsほど抜かせていただきました。
円買い介入なんて、1円2円で終わるわけないはずと信じて飛び込んで正解でした。
まぁ、その後、143円付近まで戻す間にやられてとんとんだったわけですがwww
もうちょっと粘り強く円買い介入で押し下げるのかと思っていたのですが・・・
何度か円買い介入と見られる値動きはあったのですが、ほぼ吸収されてしまったように見えます。
9月23日には、インフレ下にあるイギリスから財政出動を行うという「え、マジで言うてる?」みたいな発表がトラス新首相からあり、国債市場が大パニックとなったことで日本と世界の金利差が開き、ドル買い圧力が高まったことで円安に振れるという展開となりました。
この動きを見越しての円買い介入だったのか、たまたま、このタイミングだったのかは分かりませんが、円買い介入がなければ145円を突破し、一気に147円を目指しそれをも突破し青天井相場に突入する可能性もあったことを思うと、市場への釘差しとしては絶妙だったのかもしれませんね。
私もドル円をトレードしていてどうしてもよぎりますもん。
「高いところでロング入って、黒田バズーカきたらどうしよ・・・」と。
現在の債券市場の動向を見る限り、円安進行の展開であることは間違いないと思いますので、円買い介入と思われるような1円~2円の急落直後にロングで入るのが1番勝率よさそうな気がします。
株式市場は、先に書いたイギリスの財政出動騒ぎで国債市場が大パニックに陥ったことで、ずったぼろになりました。
ついに暴落がきたかという感じ。
週明けの高値27907円から9月23日祝日のナイトセッションでの日経CME26410円(現物換算だと26630円程度)まで1300円近い下落となっています。
米国市場は、6月につけた直近最安値にタッチ。
ダウだけは抜けてしまっているようにも見えますが・・・
S&P500およびナスダックはぎりぎり耐えて、下髭をつけて引けにかけて反発したため、9月23日が2番底になる可能性もさもありなんといったところ。
原油をはじめとするコモディティ市場は、イギリスの財政出動によるインフレ加速→リセッション入りを意識しての崩壊モード。
暗号資産も値崩れを起こしているため、完全なるリスクオフモードに突入している印象です。
とってもショートを積み増したい気持ちに駆られるのですが、米国市場が節目に到達し、下髭をつけた点は重く見た方がよいと思っていて、9月26日の寄付から15分程度は投げ売りが出ると思うのでそのタイミングで買いド転してみようと思っています。
9月23日の米国市場では、半導体の雄、NVIDEAが引けにかけて強い動きを見せていたので、半導体銘柄の反発を短期で狙ってみたいと思います。
ショートカバー狙いなので、あまり深追いしない程度で・・・
2022年9月4週のチャート振り返り
それでは先週のチャートチェックです。
【日経225 日足】
9月22日(木)の日足が凶悪でしたね。
二空下髭陽線の日足を見て、ロングを仕込んだ人は結構いたのではないでしょうか?
私も猛烈にロングポジションをたてたかったのですが、日経225の日足とは裏腹に、個別株のチャートが「これ、買えるか?」というものが多く、グッと我慢しました。
(1銘柄だけ我慢しきれずにマザーズ銘柄を買ってしまったのですが、超被弾予定です・・・)
日本特殊陶業は超絶買いたかったのですが、やめておいて正解だったかも?
先物市場では、9月22日の引け後から9月23日のナイトセッションの間に600円近い急落が起きているため、9月26日の寄付はギャップダウンスタートとなりそうです。
なかなか強烈な下げですね。
止まれるとしたら、26200円か25700円のラインになると思います。
26200円のラインは、ナイトセッションで26250円までは突っ込んでいるので、このままリバっていく可能性もありそうです。
私は、26800円から27000円ぐらいまでのリバ狙いでいこうと思っています。
【日経225 週足】
トレンドライン下抜いたような気が・・・
MACDもデッドクロスしました。
2週間前の陽線がつくづく質が悪い。
すべての移動平均線の下に潜り込みましたし、弱気にならざるを得ない感じです。
ただ、上昇トレンドから下落トレンドへの転換までには至っていないと思いますので、26000円のサポートラインがワークするかは気にした方がよさそう。
26000円に接近してからのショートは勝率が悪そうです。
【マザーズ 日足】
週明けから2連荘安となりましたが、ダブルスコープの2連続ストップ安が影響したように思います。
でも、思ったより高く寄りましたし、1度も4桁台を割ることなく上昇に転じていたので大怪我で済んだ方(死なずに済んだ方)も多かったかもしれません。
そして、木曜日は反発。
私がマザーズ銘柄を1銘柄だけ買ってしまった理由は、この木曜日の日足ですよ。
節目となる700ポイントに突っ込んでからの反発で陽線、しかも75SMAタッチと買いの要素たっぷりだと思ってしまいました・・・
購入した個別銘柄のチャートも25SMAおよび75SMAに接近するところまで下げてきたところを引き付けて購入したつもりだったのですが、週明けは喰らいそうですねΩ\ζ°)チーン
まぁ、米国市場が短期でリバするだろうという想定なので、2・3日は様子をみようと思います。
【S&P500 日足】
先週末の下髭から週明け大陽線で持ち直すのかと思いきや、ずるずるずるっと下に向かって大幅安となり、6月につけた直近安値にタッチする水準で反発し、下髭をつけて週末を迎えた形となりました。
まぁ、6月の安値は一気には貫きませんわな。
いったんは売りが極まったように思います。
さすがに5SMAの3800ポイント付近まではリバするでしょう。
なんなら、25SMAと75SMAが重なる3900ポイントぐらいまでの急激なショートカバーがあってもおかしくなさそうです。
イギリスが意味不明なことをしなければ、ここが大底かもということでロングの仕込み場な気もするのですが・・・
これだけインフレ懸念が渦巻いている最中、なぜ財政出動などというインフレファイトと真逆の愚策を決定したんですかね(謎
イギリス、スタグフレーションに陥って滅亡するかもしれませんよ、マジで・・・
【ナスダック 日足】
ナスダックはいつも通りのおまけです。
【ドル円 日足】
ドル円については、冒頭でいろいろとお話させていただきましたので、少しだけ。
日銀砲が撃たれたことで、ドル円は一方的な上昇は見込めなくなったと思います。
9月22日、23日と数度の介入が確認されましたが、これだけで終わるとは思えません。
ただ、米国の継続的な利上げおよび2023年の利下げ予測が後退した現状において、ドル高円安の流れは必然とも思えます。
この状況下で、日本単独での介入で耐えきるのは難しいのではないかと思います。
財務省が定めている防衛ラインが145円から146円であることが分かった以上、146円を突破するようなことになれば一気にドル高円安が進む展開となると思います。
幾度かの介入を経たうえで、146円を突破した際は思い切ってロングポジションをとりにいくのもリスクリワードがよさそうな気がします。
(1回目の146円突破は、確実に跳ね返されると思うので深追い厳禁ですが・・・)
ショートポジションは取りにくいように思います。
【WTIOIL 日足】
最後に原油です。
丸紅のショートをロスカットしたら、週末に大幅安とかなめてんのかごらぁぁぁ
確実に下値を掘っているので、戻り売りが正義ということなのでしょう。
85ドルまで戻ってきたら、絶対に売ってくれるわぁぁぁ!!!!
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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