【株式投資】有料の投資スクール・株の学校などはほぼ詐欺まがいの情報商材と思った方がいい件

投資

いま、40万円ぐらいする投資スクールや株の学校に通うことの是非について話題になっているみたいですね。

 

あくまで私個人の意見としてですが、Youtubeなどの広告に表示される投資スクールや株の学校の類は高額情報商材であり、値段に見合った価値はない詐欺まがいのものがほとんどだと思います。

 

思いますとしているのは、実際に〇〇万円も支払って、そのような情報商材を購入したことがないため、正確なところは分からないためです。

 

ただ、以下のキーワードを含むものについては、投資の世界においてはありえないので、気をつけないと商材屋の餌食になりますよ・・・

 

怪しい情報商材屋が使いがちなキーワード

 

・月利〇〇%を達成

・安定して稼げる

・元本保証

・無料

・LINEのともだちへの追加を促す文章

 

などなど。

 

受講者の体験談・レビューが記載されているところに使われることが多い印象です。

 

節操ないところであれば、いきなりぶち上げているところもありますが、普通に警察のお世話になる事案ですので、リスク管理ができているところであればやらないと思います。

 

受講者の体験談やレビューという形で紹介する文章であれば、あくまで「個人の感想」で済ますことができ、スクール側が高らかに宣言する内容ではなくなるため、警察にお世話にならなくて済むため、このスタイルが一般的になっているんでしょうね。

 

しかし、どこの投資商材も20万円以上は使わされるものばかりなんですね~

 

人気があるとされているようなスクールのサイトをいくつか訪れてみましたけど、うさんくさいことこの上ない。

 

そして、どのサイトにも共通しているのですが、入会した時に最終的にかかる費用を一切提示していないんですよね。

 

クロージングの内容を最初に提示していないものって、値段の設定にうしろめたさがあることの裏返しだと思います。

 

それだけの価値があると本気で思っているのであれば、最初から提示できるはずですからね。

 

話は逸れましたが、先に書いた気を付けるべきキーワードに関して、気を付けるべきだと思う根拠をつらつらと書いてみたいと思います。

 

月利〇〇%を達成

 

ポイントは、「月利」というキーワードです。

 

投資の世界で「月利」を謳えるほどのリターンを得ることはまず不可能です。

 

株式投資は「年利」で10%を超えれば、超優秀とされる世界です。

 

プロの投資集団である「ファンド」ですら、10%を超える年利を安定的に叩き出すのは至難の業と言われています。

 

投資成績は地合いの影響を大きく受けますので、投資している市場のインデックス(日本であれば、日経平均株価など)の騰落率に勝てれば優秀とも言われます。

 

2022年であれば、2022年の大発会の始値が29098円、2022年10月7日終値が27116円で、年初から-1982円ですので、約-7%のパフォーマンス以上であれば、それだけで優秀な成績と言えるわけです。

 

そのような厳しい世界において、「月利で5%」がどれだけすごいかというと、年利に換算するとわかりやすいです。

 

月利5%を年利に換算すると「年利79%」(複利計算)となります。

 

年利10%で超優秀な世界において、年利79%なんて公言されたら「いやいや、盛りすぎ~」と言いたくなりませんか?

 

月利1%でも年利12%を超えてきますので、投資において「月利」で語ることに無理があることは分かっていただけるかと思います。

 

「月利」というキーワードを見た瞬間に、そっ閉じすることをおすすめします。

 

ちなみに、個人トレーダーの方でごく稀に「年間成績で200%増!!」という類の報告をSNSなどで見かけますが、アフィリエイトや情報商材の勧誘につなげるための偽装か、超ハイレバでギャンブル銘柄に数回張り、たまたま勝てた豪運の持ち主かのどちらかだと思われます。

 

一般的な投資の範囲内では、まずありえない投資成績なので「うわ~すごいな~(棒)」ぐらいの感じで見ておくことをおすすめします。

 

安定して稼げる

 

投資の世界において、「安定」という言葉もまたありえません。

 

2022年の相場を戦っているトレーダーの方であれば、身をもって分からされていることだと思います。

 

投資商品は、世界情勢によって日々価格が変動しています。

 

価格が上昇するときもあれば、下落する時もあります。

 

株式であれば、会社が倒産することもあります。

 

国債であれば、国がデフォルト(債務不履行)することもあります。

 

2020年のように、突然、人類の脅威となるような未知のウィルスが蔓延することもあります。

 

第3次世界大戦がはじまるかもしれません。

 

不確定要素にあふれたこの世界において「安定的」というのはありえません。

 

「安定して稼げる」などという甘言を使うようなスクールも即時退却しましょう。

 

元本保証

 

こちらは、投資スクールというよりは「投資を任せていただければ、〇〇%のリターンをお約束します」系の投資勧誘に多い気を付けるべきキーワードです。

 

元本保証は「絶対に損失を出さない」という意味です。

 

先に書いた「安定して稼げる」と同じ理由ですが、投資の世界において「絶対に損をしない」ということはありえません。

 

このキーワードを見た瞬間に「あ、嘘っぱちか~」と考えましょう。

 

この世で元本保証されているものなんて、銀行の普通預金や定期預金(1000万円以下限定)ぐらいじゃないですかね。

 

その年利が1%を超えることはないという事実が、すべてを物語っているのではないかと思います。

 

 

無料

 

私が訪れてみたいくつかの投資スクールに共通していたのが、「無料」というキーワードが書かれている点です。

 

どのサイトも「体験セミナー」が「無料」なだけなんですけど。

 

やはり、「無料」というキーワードには飛びつきたくなるのが人間というものです。

 

そして、これまた共通していた点が入校してからの費用については一切ふれていないということです。

 

どのスクールも2桁万円はするほどの高額設定のようですが、具体的な金額は一切提示されていません。

 

投資初心者の資本額は、100万円前後がいいところだと思いますが、その20%~50%を投資の勉強に使おうなどという方は稀だと思います。

 

スクール側もそれが分かっていて、最初から金額を提示すると逃げられるのが分かっているから提示していないのでしょうが、「それだけの金額を支払いっていただければ、それ以上のリターンを提供できる」という自負があるのであれば、堂々と費用を提示することができると思うのですが違いますかね?

 

その自信がなく、また実績もないためにこのような姑息な手段を使っているのではないかと思うのですが・・・

 

いわば、「無料」という言葉を撒き餌にし、釣り針に食いついた獲物をセミナーのトークで生簀に囲うようなものではないかと思います。

 

受講者全員が、支払った受講料より多額の投資リターンを得ているのであれば、体験セミナーを開くまでもなく受講生を集めることができるでしょうしね。

 

というか、全日本国民がそのスクールに入校すれば、日本の経済問題がすべて解決してしまいますねwww

 

LINEのともだちへの追加を促す文章

 

こちらは企業としてではなく、個人やごく少数の詐欺グループがよく使う手口のようです。

 

Twitterによく見る「詳細はプロフで」というやつのプロフに書かれていることが多いです。

 

「いや、プロフいかんでも次のツイートで詳細書いたらいいがな」というやつです。

 

さらに言うなら、「なんで情報を得るためにLINEグループに入ったりともだちになったりせなあかんの」というやつです。

 

「衆人の目に晒されるところでは言えないことをやろうとしているんですか?」と疑問に思いませんか?

 

お金配り系のツイートも同様のようですが、大体は高額商材を売られる展開に繋がっていきますので、そもそも近づかないことをおすすめします。

 

株式投資の勉強に多額の費用をかける必要があるのか?

 

そもそもの話ですが、株式投資の勉強に万を超えるようなお金をかける必要があるのでしょうか?

 

いまのご時世、インターネットで大体のことは調べることができますし、アフィリエイト目的とはいえ、テクニカルやファンダメンタルズに関する情報を発信しているサイトやブログも多く、複数のサイトを巡れば確度の高い情報を得ることは可能です。

 

Twitterを使えば、すさまじい早さで経済ニュースを得ることも可能です。

 

新聞なんて情報が遅すぎて使い物にならないまであります。

 

また、Twitterには相場観や経済情勢をリアルタイムでつぶやいてくれるような有用なアカウントが存在します。(ごく少数ですが・・・)

 

投資界のおまわりさん的な古参の方々もおり、怪しいアカウントには警報を鳴らしてくれたりもします。(これもまたごく少数ですが・・・)

 

どのアカウントが発する情報に信憑性を見出すかという問題はあるのですが、先人の力を借りつつ、有益なツイートをされているアカウントをフォローし、なるべく1次情報にふれつつ、分からない専門用語が出てきたらググりまくるというのが、1番の勉強法ではないかと思います。

 

この方法だと、そもそも株式投資の勉強に費用なんてかかりません。

 

少し深掘りしたい内容があるのであれば、図書館で幾冊か本を読めば済む話です。

 

本を購入する必要すらありません。

 

幾冊かの投資に関する本を読んだ私の感想としては、インターネットで調べれる内容以上のことが書かれた本は少ない印象ですが・・・

 

とくにテクニカル(チャート分析など)に関する内容は、インターネットで十分だと思います。

 

ローソク足、移動平均線、売買高、板、歩み値、ボリンジャーバンド、MACD、酒田五法、ダウ理論、エリオット波動あたりを調べれば十分な気がします。

 

ファンダメンタルズは、経済学や各業界の知識をベースに将来性のあるところに資金を投入するという考え方ですので、かなりのお勉強が必要になると思います。

 

最近話題に上がることの多い井村さんの投資スタイルです。

 

毎日毎日、決算書を読み漁り、業界に関する知識を勉強していくという血のにじむような努力が必要になるため、投資初心者にはおすすめしません。

 

ファンダメンタルズ分析は、フワッと雰囲気程度で入らないと株式購入のボタンを押せなくなりますw

 

2022年10月時点であれば、「米国10年債金利が上がったら株価は下方向、ドル円は上方向、金利が下がったら株価は上方向、ドル円は下方向なのはなぜか?」ですとか「インフレ率が上がれば、米国10年債金利が上がるのはなぜか?」などの理由を知るぐらいレベルを勉強する程度でよいかと思います。

 

ちょっとした経済の仕組みを知る的な感じです。

 

これは、経済ニュースの速報をTwitterで仕入れ、経済用語をインターネットで調べつつ自分なりに解釈し知識を増やすのがよいと思います。

 

最初はちんぷんかんぷんだと思いますけど、ギブアップせずに続けていれば、なんとなくふんわりと理解できるようになってきます。

 

私のツイッターアカウントでフォローさせていただいているアカウントは、上に記載したごく少数の有益だと思っている方々ですので、参考にしていただければと思います。

 

損小利大をめざすリーマントレーダー

 

私、これぐらいのことしかやってませんけど、2022年の投資成績はトントンぐらいにはできていますし、Twitterに流れる情報をある程度かみ砕くこともできるようになっています。

 

株式投資の勉強に3000円ぐらいしかかけてませんが、20万円の投資スクールに通う方と同等レベルの会話はできると思っていますが、どうでしょうか?

 

投資スクールに通われている方は、とてつもなく難しい経済の話をできるのでしょうか?

 

そして、それがプラスに働き、年間リターンが10%を超えるような投資成績を残せているのでしょうか?

 

私の勝手なイメージ、大して変わりはないのではないかと思うのですが・・・

 

そもそも、株式投資に勉強は必要なのか?

 

自論ですが、勉強は必要だと思います。

 

正確には、勉強したところで必ず勝てるわけではないが、勉強しないと勝率を上げることはできないといったところでしょうか。

 

テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析どちらにも言えることだと思います。

 

座学で知識を得て、実際にいろいろな人気銘柄のチャートを見るというのがテクニカル分析のお勉強ですね。

 

ただ、どれだけ勉強・研究したところでプライスアクションには「だまし」が必ずあるため、100%勝てるわけではないのが投資の難しいところです。

 

有名トレーダーの方の発言を見ていると「勝率はどれだけよくても6割ぐらい」というものが多いです。

 

トレードは、勝率が6割の時に勝負をしかけ、結果オーライならホールド、だめならカットをひたすら繰り返すものではないでしょうか。

 

「勉強しても勝てないやんけ!!」というのは、4割の負けを引いているか、勝率6割の瞬間に注文を出すのをためらい、勝率が5割に戻った(最悪、勝率4割に落ちた)タイミングで注文を出して負けを引いているかだと思います。

 

「じゃぁ、勉強なんて意味ないやん、1割の差のために勉強がんばるの?」と思ってしまいそうになりますが、勉強せずに投資を続けることはギャンブルを続けることと同義であり、いつまでも勝率は5分5分のままですから、勉強は必須でしょう。

 

その1割の差をつけるために勉強しましょう。

 

ファンダメンタルズ分析は、長期投資(年単位での売買)を考える際は有効だと思いますが、短期投資(1日~5日単位での売買)ではほぼ無意味だと思います。

 

業界動向や世界情勢がわずか1週間程度で大きく株価を動かすことは稀で、大体は短期の需給変化で値動きがあるだけです。

 

1週間で大きく下げたとしても、次の1週間でほぼ戻したりというのもざらです。

 

これをファンダメンタルズ分析で導き出すのは至難の業ですから、日々の値動きにはほぼ関係ないと思っていいと思います。

 

ただ、年単位である企業の業績がよくなるか悪くなるかというのは、業界動向を追わないと予測は難しいため、勉強が必要になると思います。

 

2022年10月時点で、2023年年末の半導体銘柄の株価が上昇しているか下落しているかを判断するのに、半導体メーカーの需給動向や世界の経済情勢が好景気なのか不況なのかなどの予測ができないと判断つかないですよね?

 

上記を知るには、半導体メーカーがどこに商品を卸し、その卸先の市況はどうなるのか?など、そこそこ深掘りしないといけないため、テクニカル分析よりも時間も労力もかかると思います。

 

時間があり、やる気もあるのであればトライする価値はあると思いますが、優先順位は低いのではないかと思います。

 

ファンダメンタルズ分析よりも先に勉強しておくべきなのが、資金管理についてです。

 

投資初心者は、まず資金管理を学ぶべき

 

100万円の資金で株式投資を始めるとします。

 

ほとんどの投資初心者は、100万円ぎりぎりまで株を購入するのではないでしょうか?

 

私も資金ぎりぎりまで株を購入した記憶があります。

 

なんとなく、「買わないと機会損失になるのでは?」と考えてしまいがちなんですよね。

 

そして、いきなり下落の洗礼を受けて、20%の下落を喰らい、80万円ぐらいまで資金が減ってびびりちらかすというw

 

さらに「20万円もの損失を確定するなんてできるか~!!」となり、損切りもできずにさらに損失が拡大するみたいなことになりがちです。

 

最悪のケース、そのまま塩漬けで株式投資が終了した方もいたかもしれません・・・

 

仮に、100万円の株を購入せず10万円の株を購入していたとしたら、20%の下落を喰らっても、損失は2万円であり、資産の2%減で済みます。

 

2万円の損失であれば「高い勉強代だったけどしょうがない、損切りするか」とロスカットできたかもしれません。

 

購入した10万円の株に対して、「下落は一時的で1か月後には上がっているはず」と強気であるのであれば、8万円で追加購入し、ナンピン買いを入れることもできたかもしれません。

 

株の購入金額の大きさ、ポジションサイズというのは心理的余裕に影響を与えますし、後々にとれる売買戦略の広がりにも影響を与えます。

 

資金全額購入、いわゆる全ツッパというのは非常に危険です。

 

購入した金額よりも値下がりした時の対応も考え、ポジションサイズを過大にとらないようにすることは重要だと思います。

 

また、2022年のようにボラティリティ(値動きの幅)が異常に大きい相場では、ポジションサイズを大きくすると一瞬で資金を溶かすリスクも大きくなります。(大きく儲けれる可能性もありますが・・・)

 

値動きが大きくなると想定されるイベント前(2022年秋の相場では、米国雇用統計発表など)に、ポジションサイズを小さくしておくなどの対応も資金管理の一部です。

 

資金管理に関する投資本というのはあまり見たことがないのですが、インターネットで解説しているサイトやブログはあるようです。

 

投資初心者の方は、ファンダメンタルズ分析に手を付ける前に、資金管理について知っておくことをおすすめします。

 

最後に

 

と、いろいろと書いてきましたが、私個人の意見としては「投資スクールに多額のお金を払うのはおすすめしません」

 

100万円前後の資金で株式投資を始めるという個人投資家は多いのではないかと思いますが、100万円の資金のうち、20%~50%に当たる金額を座学のためだけに使うというのは馬鹿げているように思います。

 

数冊、株式投資に関する本を購入し、あとは初めての株式購入にお金を使う方がよほどいいのではないでしょうか。

 

実際に株式を購入し、日々の値動きに一喜一憂するところが株式投資のスタートであり、座学で勉強するだけの間は株式投資とは呼べません。

 

少額でいいです。

 

株を保有し、値動きを体感し、それが心にどのような作用を引き起こすのかを確認することが、株式投資の第一歩だと思います。

 

投資スクールに支払うお金を使い、投資の世界への第一歩をいち早く踏み出す方が有益ではないでしょうか。

 

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