10月4週もいろいろな出来事が起こりました。
世界経済を震撼させた、英国のリズ・トラス首相が45日の史上最速辞任を発表。
米国ではニック記事で12月の利上げペース鈍化が示唆され、日本ではドル円の大規模円買い介入2回目が実施されるという市場にはポジティブな出来事が多かったように思います。
※ニック記事とは、ニック・ティミラオスというウォールストリート・ジャーナルの記者にFRBが意図して市場に情報を流す(リークする)際に書かせている記事と言われています。
市場は「ニック記事=FRBの意向」と捉えており、信憑性の高い話として受け止められています。
米国債金利上昇+ドル高を嫌気した米国と円安を嫌気した日本の協調介入っぽい(円買いのオペレーションは日本単独でしょうけど)動きとなったことで、10月21日(金)のナイトセッションで日経先物は27,145円と大きく値を戻しています。
ただ、5円近く円高に振れたこともあり、日経平均の上昇インパクトは米国市場に比べて小さいです。
米国市場は、ダウが約750ドル高、S&P500は約87ポイント高と2.5%近い上昇となっており、火・水・木の押し目から一気の上昇と非常に強い展開となっています。
テクニカル的には、ドル円がこのまま円高に振れるのかという点と日経平均が27,200円と27,500円付近の節目を上にブレイクできるかが焦点となりそうです。
2022年10月4週のチャート振り返り
それでは先週のチャートチェックです。
【日経225 日足】
先週の日経平均の日足チャート、すごいですよね。
日中値幅はかなりあるのに、始値と終値の差がほぼなしという。
各曜日の5分足を眺めていたのですが、一方向にぐーっと動いたかと思えば、切り返して全戻しというパターンが多かったように思います。
上げるなら下げるなよ、下げるなら上げるなよの典型的な相場でした。
デイトレがお上手な方であれば、かなり利益の出た1週間だったのではないかと思います。
逆にロスカットラインを浅めにとるスイングトレーダーは大損したのではないでしょうか?
ド転で往復ビンタパターンだったように思います。
米国市場と欧州市場に振り回されているだけで、テクニカルがどうこうという相場ではないですね・・・
日経先物の動きを追いかけた方が方向性を見出しやすいかもしれません。
日経先物は10月21日のナイトセッションで27145円まで切り返しており、週明けは250円程度の上昇で寄付くと思われます。
三角持ち合いを上に抜けたようにも見えますが、27200円のレジスタンスラインが上値を重くしそうです。
27200円の上抜け3回目のトライとなりそうですので、これに成功すれば短期上昇相場になりそうです。
失敗すると26300円付近まで押し戻されそうです。
先週からロングポジション優位のPFに変更した私としては、上方向希望!!
【日経225 週足】
週足で見ると、上髭をつけてしまったため、弱気に見えますね。
26SMAタッチで戻ってきてしまってますし・・・
唯一の救いは、陽線であることでしょうか。
週明け、27150円付近で始まることになると思いますが、日足でも注目した27200円付近は週足の26SMAも邪魔して鬼門になりそうです。
ドル円が円高に振れていることも重しになりそうですが、なんとかレジスタンスラインの上抜けを期待したいところです。
【マザーズ 日足】
マザーズはいまだに煮詰まっている感じですね。
すべての移動平均線の上にいるのはポジティブですが、相当上値が重いです。
75SMAにタッチしてからの急騰に期待ですかね?
狙っていたHENNGEは、1000円以上にフライアウェイしてしまいましたΩ\ζ°)チーン
【S&P500 日足】
S&P500は、火・水・木と弱気な動きだったため、やきもきさせられましたが、金曜日に3日での下げをカバーする大陽線を立てたことでかなり強気になれるのではないかと思います。
ダブルボトム形成をイメージした場合のネックラインとなる3800ポイントが近づいてきていますので、上に抜けれるかが注目です。
3900ポイントぐらいまで上昇→3800ポイントまで戻してのレジサポ転換確認からの75SMA上抜けにトライというイメージで挑みたいと思います。
教科書通りにいかないのが相場ではありますが・・・
ファンダメンタルズは、利上げペース鈍化のニック記事が出たことで株価を上方向に導く力が強くなるのではないかと思います。
金利に敏感なナスダック銘柄は顕著かも。
米国企業の決算ラッシュが始まっており、一部の銘柄でネガティブな決算発表により株価が下げることもあると思いますが、そこが絶好の買い場になるかもしれませんね。
【ナスダック 日足】
こちらはおまけです。
【ドル円 日足】
10月21日の日足よwww
強烈な大陰線ですね。
日銀砲ハンパないですわ~
10月21日の23時36分から円買い介入の踏み切ったように見えます。
夜遅くにお疲れ様ですm(__)m
リアルタイムでドル円チャートを見ていましたが、円買い介入の時の動きって本当にすごいですよね。
100Pips下げ→50Pisp上げ→100Pips上げ→250Pips下げ→200Pips下げみたいな感じで、すさまじい威力の売りが連発されるので、見ていて爽快です。
これ、ドル売りのボタンを押している担当者、めっちゃ楽しいのでは?w
当然、プロの方が担当されていると思うのですが、しっかりとおいでおいでしつつ、上げてきたところを絶望的暴力パンチを放つという、もし自分が担当者なら楽しくてしょうがないようなドル売りの値動きでした。
移動平均線を少しばかり意識したような、チャートを作っているような感じもしましたね。
エリオット波動(グランビルの法則?)的なところも意識されていたのかも・・・
わずか1時間半ぐらいの間の出来事でしたが、第1波から第5波までの動きに見えてしまうのは私だけでしょうか。
介入のタイミングといい、介入の仕方といい、日銀さん、本当にいい仕事をされますね。
第3波の下げ始めでショートでインし、147円台まで下げた時に利確。
そこから1円近く上げ返したので、介入終わりかな?と思い、ロングで入ったら、146円まで連れていかれて死亡しましたwww
147.7円ぐらいまで戻したようなので、1000Pips近い含み損をどうしてやろうかと思案中です。
正直なところ、建値まで戻ったら即清算したいポジションなんですけどね・・・
今回の介入、150円を抜け、「介入ないんかい!?」と思わせたところからの152円付近での爆弾投下だったため、かなりの人が150円~152円でロングで捕まったのではないかと思っています。
また、介入中に「介入終わりでロング狙ったる」と考えていた方も多いだろうと思っていて、私のような気の早い人が148円付近でだいぶ捕まっているのではないでしょうか?
当分の間、かなり上値は重い状況が出来上がったように思います。
そこに、米国の利上げ幅縮小の話題も飛び出してきているので、ドル円ロングは勝率が低そうだなと感じています。
これからの先のドル円の動きは一方的なものではなくなり、難しい動きをするかもしれません。
当分の間、FXは封印するかも・・・
【WTIOIL 日足】
最後に原油です。
85ドルを下抜いて、全モからの上抜けすらも全モして85ドルおかえりなさいという展開ですwww
値動きがくそすぎて付き合いきれません。
もう、原油関連は触らん!!
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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