【株式投資】テクニカルは一旦の上限いっぱいを示唆?懸念はFOMCでの12月利上げ75ベーシス堅持か【2022年11月1週】

投資

2022年10月はめずらしく6週ある特異な月ですので、10月30日(月)の取引が残っているとはいえ来週は実質11月1週目ということで・・・

 

10月最終週は、非常に強く上昇したイメージがありますが、日経225の週足は上髭の長い陰線と意外に弱かったと言える週でした。

 

米国市場は、ダウが鬼の如き強さを見せて暴騰。

 

GAFAMの決算発表が総崩れしたため、ナスダックは凹んだものの金曜日に大幅高となり底堅さを見せました。

 

米国市場が強さを見せる中、いまいちな結果となった日本市場ですが、すべては円買い介入によるドル安円高の流れによるものではないかと思います。

 

日本市場の難しさは、ドル円の動きに大きく左右されるという点だとしみじみ感じました。

 

現時点の傾向として、以下の2パターンが多い気がしています。

 

①米国市場↑、米国債金利↓、ドル円↓、日本市場↗

②米国市場↓、米国債金利↑、ドル円↑、日本市場↘

 

米国市場の上下とドル円の上下が逆になることが多く、米国市場+ドル円の影響を受ける日本市場は素直に上げ下げすることがなく、米国が強い時にそこまで強くなく、米国が弱い時に案外強いという質の悪さを発揮しているように感じます。

 

ポジションを取っている身としては歯がゆい展開が多いです。

 

ダウのチャートと日経225のチャートがまったくリンクしていないのがよい証拠です。

 

【ダウ】

 

【日経225】

 

いまだに日本市場にとってドル高円安は恩恵があるということなのでしょうけど、やりにくいですね・・・

 

といった愚痴はさておき、10月最終週を通過し、テクニカル的にはかなり強い形になってきました。

 

普通に考えれば、年末に向けて上昇する展開となりそうです(押す場面は当然あるでしょうけど・・・)

 

ダウやS&P500、日経225は、直近の上昇により上昇のいったんの折り返し地点が接近してきているように見えますので、11月1週に押す場面が到来しそうではあります。

 

S&P500が3600ポイント付近で強気転換を示唆された方が株クラにいらっしゃいましたが、お見事でしたね。

 

S&P500は3900ポイントまで強烈なリバを見せており、この上昇に乗れなかった市場参加者が「やっぱり上なんか!?」と思って買いド転したところを売り叩きにくると思いますので、警戒感を強めたいところです。

 

上記のお見事株クラさんも「市場は1本調子に上昇するものではない」と釘を刺されていました。

 

負ける時のムーブは、

 

上昇を取り逃し→買いド転したが押し到来→押し下限でロスカット→上昇継続ポジションなし

 

というパターンが多いのではないでしょうか。

 

押し下限で売りド転した日にはダメージくそデカになるので、流れに乗れていないときはポジションを減らして冷静になるのも大事かと思います。

 

私は年末まで上目線でいこうと思っていますが、唯一の懸念点がFEDの12月利上げ幅についてです。

 

直近の急激なリバは、ニック記事によってFEDが12月利上げ幅を75ベーシスから50ベーシスに変更するのではないか?という利上げ幅縮小の憶測を歓迎してのものです。

 

しかし、株式市場がこれだけ元気になってしまうことをFEDが歓迎するとは思えません。

 

「調子乗るなよ」の一発(12月利上げ75ベーシス堅持)があるのではないかという不安感はぬぐい切れません。

 

11月1日~2日に行われるFOMCにて、12月の利上げに関する発言は注視すべきでしょう。

 

10月30日~11月2日までは、直近の上昇も相まってポジション整理の売りが増え軟調な展開が予想されます。

 

週明けにロングポジションをクローズし、いったんは様子見モードにチェンジしようと思っています。

 

FOMCで12月利上げ75ベーシス、2023年も継続的に利上げを行うという話になれば、ベア相場継続、戻り売りの絶好ポイントという話になるかもしれませんので・・・

 

そのような話になれば、ドル円相場もドル高円安路線に逆戻りです。

 

私のドル円ショートポジが爆死します\(^o^)/

 

というぐらいには、11月1日~2日にあるFOMCは重要なイベントとなりそうですので、要注目です。

 

2022年10月5週のチャート振り返り

 

それでは先週のチャートチェックです。

 

【日経225 日足】

 

日経225は、一時27500円を捉え、75SMAにタッチする場面もありましたが、週末に向け軟調展開となり、27105円で取引を終えました。

 

10月28日(金)の取引高が突出していますが、これはTOPIXのリバランスによる影響とのことです。

 

14時58分頃からの取引の活発化は、見ていて壮絶でしたw

 

このリバランスの取引に巻き込まれて、終値でロングorショートを決めようと思っていた銘柄の判断を誤りました。

 

最後で2%近く下げるとか聞いてないっす・・・

 

としょげていたら、ナイトセッションで日経225は27500円まで大暴騰、せんきゅーごっど。

 

 

1つ目の壁と思っていた27200円はブレイクできたので、次はもっとも厚い壁となりそうな27500円ですね。

 

75SMAの上方ブレイク2回目トライとなります。

 

私的には、27500のブレイクは容易ではなく、跳ね返されるシナリオをメインで考えています。

 

先にも書いたとおりですが、11月1日~2日でFOMCという重要イベントを控えており、厚いレジスタンスラインを突破するような大きな動きはないのではないかと思っています。

 

日経225は直近の上昇ペースが緩やかだった分、上昇余地がありそうですが、米国市場(特にダウ)の直近上昇ペースが早すぎるため、押しが入るのが自然でしょうということも1つの理由です。

 

FOMCの結果次第では大きくどちらかに動く可能性があるため、ポジションは小さめにしておきたいところ。

 

大きな流れが生まれるのであれば、初動を確認してから入っても十分な利益を取れるでしょうし、慌てる必要もないかと思っています。

 

27200円を下抜けるか否かが重要なポイントになると見ています。

 

【日経225 週足】

週足で見ると、上髭陰線で弱気に見えます。

 

26SMAがかなり強いレジスタンスになっていそうです。

 

やはり、27500円のラインが強烈にワークしそうですね。

 

逆に考えれば、27500円を明確に上抜けることが出来れば、未来は相当に明るいということだと思います。

 

上抜ける時は、強烈な出来高を伴ってブレイクアウトすると思いますので、その時は買い一択です。

 

そのような展開になることを切に望みます(お祈りフラグ?)

 

【マザーズ 日足】

 

ドル円の動きにあまり影響されないマザーズは調子がよかったですね。

 

前回高値755ポイント付近まで戻ってきました。

 

この値位置から下に向かってしまうと相当に印象が悪いため、いったんは意地でも755ポイントの上までタッチしにいきたいところ。

 

マザーズ先物が753ポイントまで上昇しているので、10月31日の寄付でタッチできる可能性は高そうですが、寄り天になる可能性も高くなりそうですので、注意したいところです。

 

すべての移動平均線の上にいるのはポジティブ。

 

日経225より期待が持てそうなチャートです。

 

世界中の市場の中で、最先端のトレンドを見せるのはマザーズなのかもしれませんね。

 

【S&P500 日足】

S&P500は、水・木ときれいな押しが入り、金曜日に大幅高と教科書のようなチャート形成で強含みの展開でした。

 

ダブルボトム形成が確定したので、強気に攻めたいところですが、2回の押し目を挟んで75SMA接近と買いのパワーがだいぶ弱まってくるタイミングでもあるため、冷静に対処したいです。

 

10月30日に75SMAをいったん上抜けしそうですが、上髭をつけて戻ってくるのではないかと思っています。

 

75SMAなどの重い移動平均線のファーストタッチは戻されることが多いと思います。

 

ロングの方なら利確したいポイントですし、ショート狙いの方ならインのポイントになる場所なので。

 

ただ、その後は、2回目3回目の75SMAブレイクトライがある想定なので、下げても2800ポイントまでではないかと思います。

 

2800ポイントを明確に割ってくるとベア相場継続を考慮しないといけなくなりますが・・・

 

【ナスダック 日足】

こちらはおまけです。

 

ロングで攻めるなら、ナスダックが1番リスクリワードがよさそうに見えます。

 

他の市場と異なり、トリプルボトム形成にトライしている状況で、11200ポイントの上抜けができるかが重要なポイントになりそうです。

 

【ドル円 日足】

 

やっちまいました。

 

145円台でショートつかまったwww

 

FX封印って言ったのに~

 

金曜日に日中値幅2円近く動いたので、日銀砲がくるかも?ということで147.7円でナンピンショートを打ったのですが、死亡フラグびんびんかもしれません。

 

金曜日の値動きは、日銀砲発動条件を確かめるような上昇の仕方でした。

 

一気に上げすぎないよう、加減しながら上を買っていく動きでしたね。

 

過去2回の円買い介入で、「日中値幅が2円以上円安に動いたら」という介入条件では?と言われており、金曜日の値動きでそれが否定されたため、10月31日の6時からドル高円安が進むのではないかと思っています。

 

おそらく投機筋が仕掛けてくるでしょう。

 

それに対して、1円程度円安に振れたタイミングで円買い介入を行えば、投機筋に対する強烈な釘差しになるのではないかと個人的には思うのですが・・・

 

システマティックな介入条件の設定は、投機筋のおもちゃにされてしまうため、「え?そんなところで介入してくるの!?」という不意打ち的な投機筋を刺す介入が好ましいと思うんですけどね。

 

日銀のETF701億円買いでは「前場TOPIXが-2%を越えたら」という発動条件が市場参加者に浸透しきっており、前場引けTOPIX-1.99%が多発してますからね。

 

二の舞は避けた方がよろしいのでは?

 

【WTIOIL 日足】

最後に原油です。

 

結局、85ドルラインを死守して、上に向かいましたね。

 

あれだけ下に向かいそうに見せてからの上・・・

 

値動きが本当にクソ過ぎます。

 

原油関連はもう触らない・・・

 

最後に

 

一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。

 

投資は自己責任でお願いします。

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