【株式投資】FOMCの結果が示すのは真綿で首をじりじりと絞めあげていく未来?【2022年11月2週】

投資

2022年11月1週は、重要イベントのFOMCがありました。

 

11月3日未明にFOMCの声明発表があり、その後にパウエル議長の会見がありました。

 

先に発表された声明の中では、2022年12月からの利上げペースを緩める可能性が示唆され、12月は50ベーシスの利上げになると市場は喜び、株式市場は上へ向かいました。

 

その後のパウエル議長も同様の見解を示したのですが、1つ追加便が・・・

 

「2023年の利上げペースは落とすかもしれないが、どこまで利上げしていくのかに関して、現時点で考えている着地点となる金利水準よりも高いものになる可能性がある」と。

 

要は、ずばっと金利を上げて、さっさと利上げ終了→利下げに向かうという流れを否定。

 

じりじりと金利を上げて、ゴールもいまよりも遠くに設定しなおす可能性が高いから市場よ、調子に乗るなよ?

 

ということです。

 

このパウエル会見に反応し、米国市場は大暴落を起こしました。

 

先の声明発表で上に走り出していた分、下落幅は4%近いひどいものになってしまいましたね。

 

「1番えぐい答えを提示してくるやん」という感じです。

 

仕事を5つ頼まれて、3つ目が終わった時点で「あと、3つ追加よろしく~」って笑顔で言われたら殺意湧きますよね?

 

そして、ゴールが遠くに動いていくのは心理的にきついです。

 

12月の利上げペースを落とさなくていいから、さっさと金利引き上げを終わらせてくれ~と思うのは私だけでしょうか・・・

 

真綿でじりじりと首を締めあげられる感覚、やめていただきたいところです。

 

米国の金利の先行きが不明瞭のままということで、株式市場も乱高下を繰り返しています。

 

米国市場は、10月31日、11月1日と利上げペース鈍化期待で上昇、11月2日、11月3日で暴落し、11月4日にリバをみせるという上に下にと忙しかったです。

 

日本市場は、11月3日が文化の日で休場だったため、11月4日に一時600円以上の暴落となり日経225は27000円をタッチしました。

 

後場に行きすぎ訂正でリバが入り、27199円で取引を終えました。

 

11月4日のナイトセッションでは、27475円まで上昇しています。

 

結局、戻ってくるんかい。

 

1週間をとおして、700円幅の動きがあったものの200円の下落で終わるというパチンコ相場でした。

 

長いこと保有しても報われない相場が続きますね。

 

機敏に1日~2日レベルで上下を切り替えれる本当に上手なトレーダーしか儲からない厳しい地合いだと思います。

 

ちなみに、2022年に入って「ちょっと株を買おうと思うんだけど、口座開設して?」と言ってきたマイマザーは、ロシア・ウクライナ問題が発生した直後に急落したJTを拾い、先週の増益・増配決算で売り抜けるという売買履歴わずか2回で超絶パフォーマンスを実現したのには驚きました・・・

 

本当にいい銘柄を安い時に買い、高くなったら売るという株の原点、分かっていても9割のトレーダーができないであろう芸当をやってのけるの本気ですごいなと。

 

そんなマイマザーが直近で購入したのは、「日本郵船」なのですが、これで上を目指したら・・・

 

決算通過で売られましたが、どうなることやら。

 

2022年11月1週のチャート振り返り

 

それでは先週のチャートチェックです。

 

【日経225 日足】

 

日経225は、一時27700円を捉え、75SMAの上に頭を出しましたが、週末に向け軟調展開となり、27199円で取引を終えました。

 

75SMAの強さは健在ですね。

 

火・水のみでしたが、75SMAに突っ込めたのは収穫だったかもしれません。

 

FOMCの結果を受け、11月4日に27000円まで暴落しましたが、25SMAタッチの水準で切り返し、先週に書いていた27200円を死守したのもいい兆候だと思います。

 

金曜日のナイトセッションは、27475円まで高騰しており、週明け月曜日での75SMA上抜けが期待されます。

 

 

ただ、75SMAで再度叩かれる可能性は高そうに見えるため、27000円~27500円のせまいレンジでの値動きになるシナリオも考えておきたいです。

 

正直、ポジションを大きくするタイミングではないのかな?と考えています。

 

【日経225 週足】

 

先週と変わらず、26SMAが強いです。

 

13、26、52SMAが近接してきました。

 

上下の値幅も小さくなっており、パワーを貯めている感があります。

 

上下、どちらかに放たれたら一気に動きそうですので、その波に乗りたいところです。

 

ちなみに、11月1週の終値ではすべての移動平均線の下に位置しています。

 

普通に考えれば下方向と感じてしまいますが、はたして・・・

 

【日経225 月足】

 

2022年10月は、安値25612円から高値27602円と2000円幅で動き、大陽線となりました。

 

9月の大陰線をほぼ全戻しした形です。

 

強烈に強かった10月ですが、チャートの形だけ見ると最後の抵抗に見えなくもないです。

 

9月に24SMAを下抜き、10月で戻してきたものの24SMAを捉えることはできていません。

 

このパターンでは大きな下げが待っていることが多いように思います。

 

上は27800円程度まで、下は25000円がありえそうなので、月足では下を見た方がリワードは大きそうです。

 

分水嶺は、9SMAの27200円付近となりそうです。

 

現水準がまさにという値位置ですので、正念場と言えそうですね。

 

【マザーズ 日足】

 

前回高値755ポイントを捉えることができなかったですね・・・

 

3回トライして上抜け失敗し、段々と上値が切り下がっているのは気になるところ。

 

ただ、金曜日に75SMAタッチで戻り、陽線をつけたのはポジティブ。

 

4度目のトライに向けて仕切り直しということであれば、11月2週は強いマザーズを見ることができるかもしれません。

 

上を素直に見れるのはマザーズだけかも・・・

 

【S&P500 日足】

 

S&P500は、75SMA接近から急落し、25SMAで耐え、5SMAに頭を叩かれて終了という形。

 

金曜日も25SMAを叩いてから急騰しての十字陽線ということで、強弱の判断がつきにくいです。

 

ダブルボトムのネックラインを死守したと見るべきなのか、上に抜けることができなかったと見るべきなのか・・・

 

深押し気味のネックラインのレジサポ転換確認と捉えるのであれば上ですが、本当に分からん。

 

11月3日の行き過ぎが余計すぎる。

 

【ナスダック 日足】

こちらはおまけです。

 

もしかして、11月1週の下押しがトリプルボトムの3つ目って話です?

 

こちらもですが、11月3日の下へのオーバーシュートをどう捉えるかが難しい。

 

しかも金曜日は下髭とは言え、陰線ですし・・・

 

金利上昇がさらに進むことが分かったいま、ナスダックに強気の材料は少ない気もするのですが・・・

 

妙に耐えようとするのやめくれません?

 

【ドル円 日足】

ドル円、意味不明・・・

 

こんなに上下に動きます?

 

めちゃくちゃ往復ビンタ喰らうんですけど・・・

 

まじでFX封印してた方がよかったですわ。

 

FOMCで先々の米国金利がさらに上昇する可能性が示唆されたのに、ドル円が下に向かうの謎すぎです。

 

ただ、日足チャートだけ見るとドル安円高方向で決着しそうに見えます。

 

5SMAと25SMAを下抜いたのは大きいかも。

 

となると、142.3円ぐらいまで下に走る可能性があるのでショートに賭けてみるのもおもしろそうだなと思っています。

 

スワップ金利が痛いですが・・・

 

132円まで到達したらびびりちらかします。

 

これでドル高円安の流れが終焉するのであれば、日銀のドル利確が神トレード過ぎる!!

 

【WTIOIL 日足】

最後に原油です。

 

75SMA上抜いたんですけど・・・

 

92.6ドルってどういうことですの。

 

原油だけではなく、コモディティ全般が値上がり傾向にあり、チャート的にも底形成からの上昇転換に見えます。

 

リセッションを否定するつもりか!?

 

値動きが本当にクソ過ぎます。

 

原油関連はもう触らない・・・

 

でも、商社を買いたくなっちゃう、どうしましょう・・・

 

最後に

 

一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。

 

投資は自己責任でお願いします。

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