【株式投資】ウクライナ戦争とエネルギー危機と世界的インフレに振り回された2022年相場振り返り【2022年総括】

投資

新年あけましておめでとうございます。

 

2023年も激動の1年となりそうですが、市場から退場せぬよう、少しでも利益を得れるよう自分なりの考えをもちながら、トレードと向かい合っていきたいと思います。

 

そのためにも、2022年の振り返りをこのタイミングで行っておこうかなと。

 

主に各インデックスの月足チャートを確認しながら、2023年に向けての基本方針を考えていきたいと思います。

 

2022年は、記事タイトルのとおりですが、ウクライナ戦争を発端としたエネルギー危機が世界経済に大きな影響を与えました。

 

2021年からサプライチェーンの混乱による物不足と輸送コストの増加を背景としたインフレ加速は起こっていましたが、ウクライナ戦争が開戦したことにより、ロシアの天然ガスの供給不足が発生、欧州各国の電力コストが増加しインフレをさらに加速させました。

 

これだけのファンダメンタルズ的マイナスポイントがあったにも関わらず、日経225が29098円から26094円と3000円(約10%)安程度で終えれたことは、むしろ好パフォーマンスだったのでは?と思うほどです。

【日経225 月足】

 

実際、米国のS&P500は、4778ポイントから3839ポイントと939ポイント(約20%)安と日経225をアンダーパフォームしています。

【S&P500 月足】

 

ハイテク企業を中心としたナスダックに至っては、15732ポイントから10466ポイントと5266ポイント(約33%)安と地獄のようなパフォーマンスとなっています。

【ナスダック 月足】

 

GAFAMを買っていれば儲かるという神話が完全に崩れた1年となりました。

 

60SMAタッチといういかにも反発しそうな値位置で2022年を終えましたが、1度となく下方ブレイクしたことのない神SMAを下にブレイクするのかが2023年の最大の焦点になりそうです。

 

下抜けたら大事件(というか大惨事?)になってしまいますが・・・

 

2022年、お先に失礼と言わんばかりにトレーダー大量虐殺を引き起こした超人気銘柄Teslaは、68%安という驚異(恐怖?)のパフォーマンスを叩き出しました。

 

【TSLA 月足】

 

この直滑降っぷりはエグいですね・・・

 

3月と7月の大きな揺り戻しが罪深い。

 

60SMAを突き抜けていますが、現時点がオーバーシュートと捉えるのであれば、最大の買い場がやってきているかもしれませんけどね。

 

S&P500とナスダックの月足チャートを見ていると、先にナスダックが底入れし復調傾向となり、2か月程度後追いでS&P500が上向くような気がしてきました。

 

下を向いたら、それこそ地獄のはじまりです。

 

いや、一度焦土と化した方がトレーダー的にはいいのかもしれませんが・・・

 

 

話を戻しまして。

 

2022年の日本市場は、世界でも有数の好パフォーマンスを叩き出しましたけど、妙に粘り、なかなか上がらない質の悪い動きだったと言えるかもしれません。

 

それゆえに、致命傷を負うところまでパフォーマンスが悪化した方は少なかったのかも。

 

日経225のパフォーマンスがよかったのは、ドル円が152円まで急激にドル高円安進行したことも大きかったと思います。

 

【ドル円 月足】

 

2022年の年初、115円だったとか信じれますか!?

 

10月3日に151.945円をつけるまで、永遠と円安に振れ続けた強烈な相場でした。

 

2022年、もっともパフォーマンスがよかったのは、ドル円をロングで握り続けた方だったのではないでしょうか?

 

日銀の強烈な為替介入の後は、年末までに20円も巻き戻しが起こり、最終的には131円と居心地のよさそうな値位置まで戻ってきましたが、この往復を取れたFX神トレーダーは超爆益だったでしょうね。

 

やっぱり、お国とバトルしたらあきません・・・

 

そして、この月足だけ見てしまうと、まだまだ円高になりそうに見えるのは私だけ?

 

124円までの戻りはありそうですが、いかに。

 

2023年、円高進行となるようであれば、日経225のパフォーマンスは世界的にも悪い部類になる可能性を考えておくべきかもしれません。

 

 

あとは、2022年を代表する激烈な値動きを見せたインデックスがこちら。

 

【WTI OIL 月足】

原油です。

 

2021年末からサプライチェーンの混乱という名目で原油価格は高騰を始めていましたが、2022年3月に開戦したウクライナ戦争により、年初75.7ドルから130.5ドルまで2倍近くまで暴騰しました。

 

いわゆるスッ高値となりましたけど、この原油高と天然ガス高によって世界経済がよくない方向に向かったのは間違いないと思います。

 

しかし、新型コロナ危機の時に18ドルだったものが、わずか2年で130ドルってすごい世界ですよね。

 

ほぼテンバガーwww

 

月足チャートを見ていると65ドルぐらいまでの下落はありそうに見えますが、2022年、ことごとく日足の動きで逆をつかれた銘柄(インデックス)ですので、まったく動きが読めません┐(´д`)┌ヤレヤレ

 

原油は素人が触ったらダメです、はい。

 

ド素人考えを披露させていただくと、原発推進による電力安定化期待、電気自動車の普及鈍化とリセッションによる需給悪化により原油は下げ方向だと思います。

 

 

最後に、2023年も話題の中心にいそうなこちら。

 

【SOX 月足】

 

半導体(SOX)指数です。

 

半導体、下げに下げましたね。

 

S&P500の下落幅強化版みたいなチャートの動きをしています。

 

年初3974ポイントから2532ポイントと1442ポイント(約36%)安とナスダックと同程度の大暴落となりました。

 

ここまで下がれば、さすがに買っていってもいいのでは?と思ってしまいますが、これだけ下げても、なお、2023年も下げ続けるというような予想もあるようです。

 

半導体は、究極のシクリカル銘柄ですので、判断を誤ると大怪我しますから怖いですね・・・

 

仮に半導体銘柄を触らないにしても、半導体市況の悪化は、東京エレクトロンやアドバンテストの株価に影響するため、日経225にも大きなインパクトを与えます。

 

デイトレをしていても、急に日経225が曲がったと思ったら、東京エレクトロンが急落していたということはザラにあります。

 

半導体市況の行方は、2023年も常に監視が必要ですね。

 

2023年は、円高メリット銘柄やディフェンシブ銘柄が主役か?

 

景気サイクルにおける現在の立ち位置ですが、逆金融相場から逆業績相場に移行しようとしている時期だと考えています。

 

逆金融相場では、エネルギー関連銘柄が強いというのが一般的ですが、2022年、もっともパフォーマンスがよかったのがエネルギー関連銘柄でした。

 

また、逆業績相場に強いとされる公共株(電力・ガス関連銘柄)は底打ちの動きを見せていますし、消費安定株も底値から反発局面に入ったように感じます。

 

2023年の前半は、逆業績相場に強いとされる公共株、消費安定株、通信株などでしのぎつつ、2023年後半にかけて、利下げの号砲を待ちつつ、金融相場に強い銘柄群の仕込みをうかがうという戦略が有効なのではないかと考えています。

 

ナスダックやマザーズなどのハイテク銘柄が底練りの動きを見せ、上を向き始めたタイミングを見極めることが最大のミッションになりそうです。

 

ちなみに、2023年前半は、素材銘柄などの業績相場で強い銘柄群のショートという戦略もありかもしれませんね。

 

住友金属の月足チャートを見ると、トリプルトップをつけ、下に向かおうとしているように見えます。

 

三井金属は、もうだいぶ下げてますしね。

 

地合が上の時はロングで狙う銘柄を、下の時はショートで狙う銘柄をと臨機応変に対応したいと思います。(股裂きフラグw)

 

最後に

 

一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。

 

投資は自己責任でお願いします。

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