2023年3月2週は、MSQである3月10日までは日経225の強烈な強さに湧き立ち夢心地でしたが、SQ値確定後に地獄がやってきた1週間となりました。
とくに銀行株を保有していた方は、木曜日まで天にも昇る気持ち、金曜日で地獄に突き落とされた感じだと思います。
はい、私です(泣
すべての元凶は、木曜日夜に起きた米国地銀のSVBの取り付け騒ぎ→金曜日夜に経営破綻という超スピーディーな一連の流れによるものでしょう。
この話がでてくるまでは、日銀現総裁の黒ちゃんの最後のお話でYCC撤廃が語られるか?と米国雇用統計の結果がどうなるか?に注目が集まっていましたが、それどころの話ではなくなった印象です。
まったくとんでもないところから刺された気分・・・
金曜日の邦銀総崩れは、YCC撤廃がなかったことも一因ではあるでしょうが、それを理由に米国で起きているクレジットリスク回避のために銀行株ロングをアンワインドしたかった勢+短期ショート勢が売りまくった結果ではないかと思います。
午前中から売られていましたが、午後から加速しほぼリバることなく安値引けするというエグい相場でした。
「さすがにやりすぎやろ」と買い向かったら死にましたΩ\ζ°)チーン
ちょうど週明けからの上げを金曜日1日で全戻しした感じです。
MUFG(8306)がチャート的には1番ひどく、25SMAもぶち抜いて下落率も6%超え。
SMFG(8316)とみずほ(8411)は、25SMAでぎりぎり踏ん張った感じです。
3月10日の大引け後、26時頃にSVBの経営破綻の一報が入り、この織り込みは済んでいないと思われるため、週明けもギャップダウンしての寄付となりそうですが、米国市場が開いている時間でFDICの管理下に入り預金保護しつつ、受け皿となる銀行探しを行うことがスピーディーに決定されたことはポジティブなのではないかと思います。
この週末の間にも受け皿確定の報が流れれば、一旦の戻しがあるのではないかと思います。
怖いのは、現時点で漏れ出ていないヤバいリスク資産を保有しているなどの理由で受け皿が確定せず、ずるずると尾を引くパターン。
あとは、他にも同様の事例を抱えた銀行が存在するかもしれないということですね。
イエレン米財務長官は、国内銀行システムの「強靱さに変わりはない」とコメントしているようなので信じたいところですが、市場がどのような値付けをするのかに注視した方がよさそうです。
私は、保有している銀行株のロットをいったん下げようと思っています。
SVBの問題が落ち着けば、YCC撤廃ネタでまた上向くと考えているので、その時に再度INする方針で。
しかし、金曜日の資産の溶け方は自分史上最速でしたわ・・・
やっぱり、株は地合ですね。
ちなみに、日経225やS&P500などの各インデックスは長期下落トレンドラインを上抜けたかと思わせておいての木・金曜日の暴落で出戻りしています。
週足チャートで1番恐れていた長い上髭で下落トレンドラインに接近という形になっています。
テクニカル的には戻り売りのタイミングとなりそうで、3月3週に上に向きなおせず、そのまま下落トレンドラインに引きづりこまれると、いまの値位置から10%~20%程度の下落がきてもおかしくはないため、防御力高めで臨みたいところです。
2023年3月2週のチャート振り返り
それでは先週のチャートチェックです。
【日経225 日足】
宵の明星が出現しました。
トレンド転換示唆です。
いまのところ、長期下落トレンドの上限ラインまでは引きずり込まれてはいませんが、週明けギャップダウンで始まってから上に戻せないと大きめの下落があってもおかしくない形となっています。
しかし、長期下落トレンドを上抜けたかと思えば、すごいタイミングですごいニュースが出るもんですね。
絶対、誰か仕組んでるやろ・・・
金曜日のナイトセッションですが、日経先物は27800円程度まで下げています。
【日経先物CME 日足】
※先物は限月変更で配当落ち分260円程度安くなっています。現物の値で27770程度になるかと。
27800円のラインは、直近で幾度となくレジスタンスとして機能していたラインのため、レジサポ転換するかは注視した方がよさそうです。
27800円のサポートがワークするようであれば、現時点ではほとんどの人が想定していない株高方向に向かう可能性もあるので。
25SMAの支えもあるかもしれませんしね。
週明け、慌てての売りや新規ショートは危険かもしれません。
まぁ、強烈なファンダメンタルのリスクの前ではテクニカルなんて吹き飛ぶもんですけどねw
【日経225 週足】
長い上髭陰線を出しましたね。
これもトレンド転換のサイン。
ただ、週足でも長期下落トレンドの上限ラインには引きずり込まれていないように見えるため、ここからの反発上昇があればといったところです。
しかし、先週書いたフラグを見事に回収してくれますね、市場ってやつは・・・
先週記載内容:「少し上に抜けたところをぶっ叩かれて下落トレンド内に戻ってきてしまう可能性は考えておいた方がよさそうと直感的に思ってしまいました。」
ほんまにぶっ叩かれてるやないかいw
長期に渡って機能してきたトレンドラインの吸引力、おそるべし・・・
【マザーズ 日足】
マザーズ、本当にいみふすぎ。
これ、いま触る意味あります?
絶対に往復ビンタ喰らう自信がありますわ。
週明けのマザーズは、740ポイント前後での寄付となりそうですので、下値切り上げのラインタッチからの反発がありそうというのがテクニカル的なお話ですが、どうなりますやら。
【S&P500 日足】
ノーランディングなかったですw
むしろ、ハードランディングになりそうなチャートに早変わり。
1番まずいのは、長期下落トレンドの上限ラインの中に戻ってきてしまったことでしょうね。
日本市場はぎりぎり踏ん張れている値位置に留まっていますが、米国市場はアウトです。
3800、3680、3580、3490あたりが強めのサポートラインになりそうです。
金曜終値が3860ポイントなのもサポートラインに支えられた形だと思われます。
月足目線の上昇トレンドラインの下限ラインが3700ポイントあたりになりそうなので、3680ポイントあたりまではいったん下げるかもしれませんね。
3800ポイントで反発して、早々に4000ポイント回復が理想ですが・・・
【ナスダック 日足】
こちらはおまけです。
11200ポイントを下抜いたのはいやな感じ。
ワンチャン、10300ポイントまでの下落はあるかもしれません。
11000ポイントで踏ん張って上に戻ってきてほしいところですが・・・
【ドル円 日足】
いや、1週間前に言った上の値と下の値にどちらもタッチするのやめてもろて。
137.8円は無理か~と思ったらそこまでかつぎあげられて、どないやいと思ったら週末には134円タッチとかえぐすぎでしょう。
最終的には135円台で終えましたけど、本当に難しいですね。
米国10年債利回りが急落した(リスクオフの債券買い)ことで、ドルが弱くなったことが要因だとは思いますが、再度ドル高になることってあるのでしょうか?
今回のSVBの件で、これ以上の利上げはヤバいという空気が出来上がった気がするのですが・・・
であれば、米国金利は下げ方向、ドルも下げ方向という話になるのでは?
そんな状況の中、136.8円と136円と134.6円のロングポジション持っている私を助けてください(´;ω;`)
136.2円ぐらいまで戻ってきてくれ~、たのむ~(お祈り投資法)
【WTIOIL 日足】
最後に原油です。
INPEXをぶん投げたら下がるとかほんまにくそ。
でも、下値は切り上げるんですね。
やっぱり、くそ。
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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