ほぼ雨が降らずに梅雨が明け、くそ暑い日々がやってきましたね、ロードバイクに乗る意欲もどこかに消失したAKIRAです。
6月最後の週が終わり、今年も後半戦突入です。
日経平均は、大発会の始値29098円から6月30日の終値26393円と2700円程度、約10%程度下落して前半戦を終えました。
地合いは相当悪いと感じます。
どのセクターに資金を投入しているかによっても、かなりパフォーマンスに違いが出ているのではないでしょうか。
コロナショック以降にすさまじい暴騰を見せたキラキラ銘柄を保有し続けていた場合は地獄を見ているでしょうし、バリュー株・高配当株を主に保有していた場合は、そこまでパフォーマンスは悪化していないのではないかと思います。
マザーズはお遊び程度のド短期保有しかしない私は、年初来はほぼトントンでの折り返しになりました。
後半戦は、米国大統領選や日本の参院選などの政治的イベントがありつつ、米国のインフレ退治の進捗、リセッションへの移行、ロシアの動向など不確定不安要素が盛りだくさんですが、生き残ることを第一にトレードを行っていきたいと思います。
いまのところ、年後半の私の目線は下向きです。
理由は単純で、FRBが利上げをする以上、景気は減速するからです。
インフレ退治=景気減速なので。
景気減速=株価不調なのは間違いないと思います。
上向きに切り替えるタイミングは、リセッション(景気後退)入りし、FRBが景気刺激策、金融緩和を打ち出すタイミングだと考えています。
Don’t fight the Fed.
日本では、「国策に売りなし」と同義ですが、国が決めることに逆らうのはNGという格言に忠実に従うつもりです。
現状は、景気減速が観測されはじめたタイミングという認識です。
米国10年債金利の動向を見るかぎり、景気後退のにおいを債券市場は感じて動き始めたように思えます。
現時点では、安全資産である債券、ゴールドへの資金移動が行われているだけマシな状況で、今後、株安債券安のタイミングがくるのではないかと思っています。
FRBは、インフレ退治のために利上げを行うはずなので債券は売りのはずです。
となると、資金の逃げ先はゴールドぐらいしかないと思っています。
株式は景気減速→景気後退が想定されているので×、ゴールドの代わりになると期待された暗号資産は、年初来で50%以上資産価値を毀損するようなハイボラ資産のため、安全資産とは言えない状況のため×。
資金の逃げ場がなくなったら、現金での保有が増える=市場から資金の引き上げとなり、大暴落を迎えるはずというのが、私の妄想です。
仮に、FRBが利上げを早々にやめた場合は、インフレが加速することになるため、これもまた市場崩壊(基軸通貨の米ドルが崩壊したら、世界恐慌どころの話ではない気が・・・)を招き、大暴落が待っているのではないかと考えています。
投資をする人々にとって、もっとも厳しいシナリオは、利上げ幅を縮小しつつ、長々と利上げし続けるシナリオです。
いつまでもインフレ退治は終わらず物価は上がり続け、同時に金利も少しづつ上がり続け景気後退を招き、株式市場は長期低迷するという地獄絵図です。
いま、市場がもっとも恐れているスタグフレーションと呼ばれるものです。
この状態に陥った場合、壮絶な大暴落はない代わりに永遠と株価は下げ続けることになると思います。
それを考えると、完全なる素人考えですが、強烈な大暴落を受け入れて一旦焼け野原にした上で、再生にかけた方がすっきりするように思うのですが・・・
実際、そんなことをしたら世界を代表するようなメガ企業ですらとぶ可能性があるのでできないのでしょうね。
コロナショックの時のように、焼け野原になったタイミングで大規模財政出動で上向きに転換させるとかできないんですかね?
長々と書きましたが、1年~2年先までかなり悲観的にみています。
2020年に暴騰したきらきら銘柄のショートが1番リスクリワードがよいのでは?と思っています。
半導体関連銘柄や海運関連銘柄、鉄関連銘柄などが候補でしょうか。
現時点で、異常な低PER銘柄がターゲットになりそうです。
あとは、景気後退局面で買われやすい薬品関連、公共関連、生活必需品関連のロングというのもありかもしれません。
売上高が景気に左右されにくく、原材料が安くなってくると利益率が改善されるセクターという認識です。
ただ、市場がクラッシュした時は、セクター関係なしに投売り状態になると思うので、全力でのロングは待ちで、スケベロング程度がよさそうです。
それでは、いつものチャートチェックへ。
2022年6月最終週のチャート振り返り
先週の日本市場で思ったことを1つ。
東京エレクトロン、くっそよっわ!!
週間の高値48000円から終値42660円と10%以上の下落。
日中の値動きがえぐくて、寄り直後に上げていき「今日こそは上げるんか!?」と思わせてからの大返しで、永遠と頭を叩かれ続ける展開でした。
ちょっと買われたらズバンと売られるという鬼展開。
14時半あたりから少し上げて大引けというパターンが多かったように思います。
東京エレクトロンは日経平均寄与度が高い銘柄で、先週1週間で、日経平均を180円程度は押し下げていました。
日経平均は、26460円→25935円と500円程度の下落だったわけですが、1/3は東京エレクトロンが下げ要因というぐらい、足を引っ張った印象です。
東京エレクトロンは半導体銘柄の雄ですので、東京エレクトロンが不調=半導体銘柄全体が不調となり、日経平均寄与度の高い半導体銘柄アドバンテストなどにも影響を及ぼすため、実質、日経平均下げの1/2は、東京エレクトロンの不調が原因と言っても過言ではないような展開でした。
日経平均の5分足を見ていて「いきなり下げたな~」と思ったら、東京エレクトロンが底を抜いて爆売りされているということが多かったので、日中の取引は東京エレクトロンの値動きをチラ見しながらの方がよいように感じました。
7月1日のナイトセッションで、日経平均は26325円と日中大引けの25935円から400円程度高騰して引けていますので、7月4日の寄り値は高くなりそうです。
米国市場も大きく反発していますが、1点だけ気になることがあります。
全体的に買われたのですが、半導体関連株だけは叩き売られており、SOX指数はマイナス3.83%と暴落していますので、意気揚々と買い向かうと痛い目を見るかもしれません。
【日経225 日足】
週初めは大幅ギャップアップからの27000円への上値試しから始まり、「反撃の狼煙が上がったか!?」と期待感を持たせる動きでしたが、27000円の壁は厚く、戻り売りに押され、25935円で取引を終えています。
先に書いたとおり、ナイトセッションで26325円まで反発していますので、週明けは大幅ギャップアップからのスタートとなりそうです。
26400円付近に5SMAが下向きに近づいてきていますので、朝一で26400円にトライし、抜けれないようだと戻り売りに押され、寄り天となる可能性も十分に考えられそうです。
26400円を明確に上抜けるようであれば、週中に向けて26900円までは反発が見込めそう。
26900円付近には、25SMA、75SMAと強力にワークしてきたダウントレンドラインの上限が絡みあうように存在しますので、27000円にタッチするようなことがあれば、ショートを仕込む絶好のタイミングになるのではないかと思います。
【日経225 週足】
週足を見ていると、下値は25800円付近がかなり硬そうです。
上値切り下げ、下値維持の形に見えますので、25800円を下にブレイクした際は、結構な勢いで下に走りそう。
上に向かうとしたら、鬼門は26800円~27000円付近。
これを上抜けることができれば、ワンチャン27800円ぐらいまでの戻しはあるかもしれません。
27000円を中心にプラスマイナス1000円ずつぐらいの幅しかないため、最近のボラティリティの高さを考慮すると、27000円をブレイクするか跳ね返されるのかを確認してから動いていたのではタイミングが遅くなりそうなので、ガチャガチャとトレードはせず、26000円付近でロング、28000円付近でショート、どちらも1%程度行き過ぎたところにロスカットラインを置き、お試しで入るぐらいがよさそうです。
中期・長期で見ると、テクニカル的にもファンダメンタルズ的にもダウントレンド真っただ中なのは間違いないので、28000円付近でのショートがもっともリスクリワードが高そうですが、「28000円まで本当に戻すんかいな?」というのが私の感想です。
【日経225 月足】
上値の切り下げと下値の切り上げのラインが交差するタイミングが近くなってきたように思います。
私が描いたラインでは、9月に大きな動きが起こりそうではあるのですが・・・
7月は、上下の値幅はそんなに大きくならないかもしれませんね。
アノマリー的には、7月・8月と米国市場は大きな動きはなく、9月に弱く、10月から12月にかけて強くなるはずですが、いかに?
ちなみに、日本市場はトレーダーの夏休み期間に突入し、8月が閑散相場となり弱いのがアノマリーです。
あと、円高傾向というアノマリーもありますので、日経平均は弱めの展開が予想されます。
ちなみに、交点は26200円付近想定です。
【マザーズ 日足】
メンヘラすぎて意味が分かりません・・・
いつもどおりなら、ここから強烈な勢いで600ポイントぐらいまで爆下げするんじゃないですかね?知らんけど・・・
【ナスダック 日足】
週初から下落したものの、下値を切り上げての長めの下髭をつけた十字線からの陽線登場ですので、上に向かいそうな感じはします。
ただ、こちらも5SMAが上から覆いかぶさる位置にきていますので、下方向に一撃でもっていかれる可能性もぬぐいきれないと思います。
6月の各指標が非常に悪い結果となり、景気後退が意識されたことで米国10年債金利が2.8%まで急落しており、グロース株の多いナスダックには朗報ということになりそうですが、リセッションの足音が大きくなってきた現状において、金利が下がる=グロース株が上がるではなくなるのではないかと思っています。
急落した金利を見て、FRBから利上げ減速牽制パンチが飛んでくる可能性もありますしね。
そうなれば、金利はあっという間に3%台に戻るでしょうし・・・
あまりポジティブな目線にはなれない感じです。
【S&P500 日足】
こちらは、金曜日の取引終了時点で5SMAにタッチする形で終えています。
ここから上抜けれるのか否かの勝負所です。
7月4日(月)は、独立記念日(Independence Day)で休場ですので、7月5日の動向に注目です。
上抜ければ、4000ポイントぐらいまでは戻しそう。
頭を叩かれるようであれば、前回安値の3650ポイントぐらいが目安になりそうです。
【WTI OIL 日足】
最後に原油ですが、なんとも微妙な位置で6月の取引を終え、「どっちにいくねん?」というのが正直なところです。
もう少し方向感を出してほしかった・・・
7月1日の陽線が余計すぎですね。
なんでそんなところで反発したの?という感じですが、75SMAの下にもぐりこみ、タッチしたところで取引を終えています。
感覚的にこういう日足の時はそのまま下落していきそうに思うのですが、どうなることやら・・・
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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