1月23日の週は、週明けから火曜日にかけての大きなギャップアップ2連発で一気に600円近く上昇し、27150円を捉え、そのまま75SMAもぶち抜いて上昇し、27500円タッチまで到達するという狂い上げとなりました。
木・金と陰線を並べましたが、27385円で週末を迎える強い展開でした。
最近、非常に強い動きをしている日本製鉄のCB転換懸念による火曜日ナイアガラからの水曜全戻しや、金曜日昼休み時間中にYCC運用見直しについてのきっしー発言からの銀行株高騰などデイトレをしていておもしろい1週間だったと思います。
日本製鉄と三井住友フィナンシャルグループでちょろちょろ遊んでおりました。
「こんな板、ほんまに喰われるんかいな?」という板が一撃で喰われるのを見るのは楽しいです。
どれだけ上を喰っても同じ値に大口の利確と思われる売り指値が入る様など、テスタさんが配信でおっしゃっていることを目の当たりにできたのもおもしろかった。
ずっと板と歩み値を見続けていると、いずれはどの大口トレーダーがどれだけ玉を建て、どこでアンワインドしているのかがわかるようになるんでしょうね。
話が逸れましたが、日本市場も強烈なリバウンドを起こしましたが、世界市場も底打ち反転からかなり戻してきた感があります。
ナスダックにいたっては、11500ポイントという厚い蓋を上にブレイク。
S&P500も4100ポイントにタッチしました。
中国市場も強烈な戻しを継続中。
【上海総合指数 日足】
いったんの戻り高値まできた感はありますが、2月に入って一気に上に抜けるのか、戻り売りに押されるのか注目です。
日本製鉄が一気に吹き始めたのは、中国市場の復調が大きく関わっているように感じます。
中国のリオープン=製造業の復調というイメージがあるので、コモディティの上昇(銅価格、上がってます)も説明はつきそう。
いまのところ、原油・天然ガスは高騰のきざしがないのもポジティブに思います。
「もしかして、大底打ちました??」と楽観したくなりそうな展開ですが、信じていいのか悩みますね・・・
米国のインフレ率見通しも下落方向ですし、まさかのソフトランディング成功ですか?
いろいろな思惑が複雑に絡み合いすぎて、訳がわからないですね。
日本市場は、日銀のYCC撤廃ネタに振り回され、さらに難易度が上がっているように思いますし、「どうしたらいいのよ?」というのが正直なところです。
金曜日の大引け後には、ブルームバーグからこのような記事も。
国内金利上昇に備えを、金融庁が地銀トップに要請-関係者 https://t.co/ILQnHv0SBz
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) January 27, 2023
国債の金利上昇=国債価格の下落を意味するわけで、しこたま日本国債を保有している地銀が国債価格の下落による評価損に耐えれるの?ということだと思っています。
評価損に耐えきれるのであれば、一時的に金利が上昇することで利ザヤが増え、金利が再度低下し国債価格が下落前の水準に戻れば評価損もなく地銀にとってプラスの話なのですが、耐えきれないとなれば、国債をロスカットするしかなく、最悪の場合は倒産もありえる話なわけで、諸刃の剣ということなんでしょうね。
直近、英国で新政権が発足した際に政策変更で英国債価格が暴落し、クレディ・スイス(と噂が立った)が倒産危機に陥ったため、急遽、QT開始を延期して逆に国債購入オペを行い事なきを得るというドタバタ劇がありましたが、同じことが日本で起こるかもしれないということだと思っています。
金利上昇=利ザヤ拡大=業績好転という思惑で、YCC撤廃ネタごとに銀行株(メガバンク・地銀ともに)は買われていますが、資金体力のない地銀はリスクも多分にあるため、売られる可能性を考えた方がよいのかも?と思ったりしているところでございます。
金利上昇を織り込めと市場対話し始めたということは、金利上昇に弱い業種・企業は業績悪化懸念がくすぶり、株価は不調となるでしょうから、不動産関連は下目線継続で。
ある不動産銘柄を25SMAタッチでショートしたら、そのまま上に抜けられたので泣く泣くロスカットしましたが、金曜日の昼のYCC運用見直しのきっしー発言を機に再度ショートで入りなおしております。
地銀はアホールド中。
日足の形からみずほFGをロングしたところ、ラッキーなことに金曜日に高騰してくれたのでこれもそのままホールド予定。
PFのほとんどが銀行ロング、不動産ショートという状態になっていますが、逆回転したら非常にまずいことになりそうで怖い・・・
踏みあげられていますが、原油80ドル鉄壁説を信じて、INPEXのショートもアホールド中です。
2023年1月4週のチャート振り返り
それでは先週のチャートチェックです。
【日経225 日足】
1月3週に25700円で耐えましたねというお話をしたのが嘘のような値位置ですが、27385円で取引を終えています。
2週間で1600円の上昇はえぐい。
ボラティリティがすごすぎて、機動的に売り買いしないと儲からない反面、下手に機動的になると往復ビンタ喰らいまくりで一気に資金が減る相場展開です。
27500円をタッチしてからは、2連続陰線で引けており、下落トレンドの上限ラインとレジスタンスラインがワークした形。
ここから一気に上抜ければ強烈に強い展開となり、上昇トレンド転換を考えないといけないところですが、そこまでのパワーが余っているようには思えないため、戻り売り目線でみておきます。
ただ、米国市場、特にナスダックが11500ポイントのレジスタンスラインを上にブレイクしたため、日本市場も連れ高して27500円を上抜ける可能性も少なくないのではないかと疑いは持っています。
資金をがつんと入れるタイミングではないと思うので、様子見の1週間になりそうです。
上、下どちらかに明確な強い動きが出るようであれば、そちらについていこうかと。
だましなら即ロスカットで。
金曜日のナイトセッションでは、27445円と少しばかり上昇。27500円の上抜けはできていません。
【日経先物CME 日足】
MACDは戻りいっぱいを示唆しているように見えますが、27500円を上抜けれるか注目です。
【日経225 週足】
26SMAだけ上抜けできずに引け。
しかし、この移動平均線の収束具合が相場が煮詰まっていることを如実に表していますね。
見事にレンジ相場です。
週足を見ると、28000円タッチからの折り返しという展開もありそう。
【マザーズ 日足】
770ポイント到達とかマジですか?
HENNGE、まったく上がらないんですけど・・・
買いも強く見えるのですが、後場の戻り売りが強烈すぎてすぐに戻ってきてしまいます(泣
どの銘柄が上がってるんで??
テクニカル的には、750ポイントまで下落し窓埋め後に切り返しで上へフライアウェイが教科書どおりの動きに見えます。
ナスダックに連動するのか、日本の金利上昇見通しに連動するのか。
日本市場、世界と異なる動きをしがちで難易度くそ高いと思うのはわたくしだけ?
【S&P500 日足】
長期下落トレンドの上限ラインを上にブレイクし、4100ポイントのレジスタンスラインにトライ中といったところでしょうか。
月・火・水ともたつきつつも強い動きで木曜から上にブレイク。
そのまま4100ポイントを上抜け、もしくは4000ポイントまでいったん押して、2回目の4100ポイントトライで上抜けをメインシナリオにしたいチャートです。
これで4000ポイント以下まで一気に暴落してきたら、全米がブチ切れ案件だと思います(フラグ
【ナスダック 日足】
こちらはおまけです。
11500ポイント上抜いたで・・・
素直に見れば、これはボーナスステージ突入でしょう。
12300ポイントあたりが次のレジスタンスラインになりそう。
5か月分溜めたエネルギー解放の時がきたかもしれませんね。
【ドル円 日足】
下落トレンドの上限ラインは上抜けたように見えますが、ヨコヨコして終了。
永遠と129円~130円をうろちょろしただけでした。
130円でロングしていますが、どうなりますかね。
JGBの金利上昇を意識するのであれば円高方向ですが・・・
テクニカルとファンダメンタルズが相反するときって難しいですね。
【WTIOIL 日足】
最後に原油です。
幾度となくINPEXのショートをぶん投げようと思いましたが、最後の最後で大き目の陰線をつけて80ドル以下に戻ってきてくれました。
そのまま下落トレンド継続でおねがいしゃす!!
最後に
一応、書いておかないといけないしきたりらしいので。
投資は自己責任でお願いします。
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